単純ヘルペスとは(ヘルペスの基礎知識)

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単純ヘルペスとは

単純ヘルペスウイルスの感染

単純ヘルペスウイルスに感染すると、咽頭炎、顔面炎、性器感染、眼球感染、脳炎、新生児ヘルペス感染などがあります

咽頭炎・顔面炎

無症候性の初感染が多いなかで、咽頭炎、歯肉口内炎が初感染の症状としてもっともみられる症状です。潜伏期間は平均4日間位ですが、場合によっては10日間と長い場合もあります。ひどい場合は、38度以上の高熱がみられます。

これらの症状も2週間位で回復していきます。その回復期間に結膜炎や消化器症状を伴うことがあります。

眼球感染症

ヘルペス角膜炎の初期症状は、単眼あるいは両眼の結膜炎です。特徴は、樹枝状の潰瘍ができることで、回復まで3週間ほどかかります。ただし、潰瘍が大きければ回復までの時間は長くなります。

角膜上皮再感染と慢性角膜炎が繰り返されますと、眼球への炎症がおこり板状角膜炎をおこします。最終的には、失明に至ることがある。

ヘルペス脳炎

ウイルス脳炎の中で、ヘルペスウイルスによるものが60%を占めています。発症は突然あるいは気付かずおこります。

発症して、5~7日頃に脳波に以上が現れ低密度障害がみられることになります。重度炎症になると、出血性や壊死性変化からなる急性炎症像などもみられます。

新生児ヘルペス

新生児ヘルペスは、胎内感染と新生児感染に別けられます。胎内感染は先天性ヘルペスといわれてますが、このヘルペスにかかることは滅多にありません。

単純ヘルペスウイルス1型と2型

単純ヘルペスウイルス1型は、三叉神経節に入り込み、その支配域となる上半身メインに再発を繰り返し、単純ヘルペスウイルス2型は、腰の部分の仙骨神経節に入り込み性器ヘルペスなどの下半身で再発を繰り返すとされています。


単純ヘルペスウイルスの1型は、再発する頻度は少ないけれど再発時の痛みなどが激しい。2型は軽度は低いけれど頻繁に発症する割合が高くなります。


単純ヘルペスウイルス1型にかかっている方は、2型にも感染しますが、1型は感染してなくて、2型が先に感染してしまった場合は、その後1型には感染しません。


昔ですと、単純ヘルペスウイルス1型は、思春期までにほとんどの人が何らかの形で感染して免疫をもっていました。しかし、最近では感染年齢が高くなってきており、30代の成人でもその割合が50%を切っています。


また、単純ヘルペスウイルス2型については、主に性交渉で感染することが多く、最近の性の乱れやコンドームの無使用などの要因と重なり、感染する人が増加しています。


☆検査方法☆

単純ヘルペスウイルスの1型・2型の検査は血液検査
で両者を見分けることができます。この検査を行ってくれる病院は、皮膚科と泌尿器科、ヘルペスウイルスの専門がある産婦人科などで受けれます。

ヘルペスウイルスの種類

単純ヘルペスウイルス

単純ヘルペスウイルスは傷口などがあれば体のどこでも感染します。

単純ヘルペスの発症部位 1982~2002年3月 調査対象人数1690人  資料:慈恵医大症例

臨床病型 病列数
口唇ヘルペス 469
再発性性器ヘルペス 319
顔面のヘルペス 230
カポジ水疱様発疹症 197
臀部のヘルペス 136
急性型性器ヘルペス 100
ヘルペス性ひょう疽 69
躯幹・上肢のヘルペス 45
下肢のヘルペス 38
歯肉口内炎 22
恥丘・肛囲のヘルペス 22
耳・頭部のヘルペス 10

単純ヘルペスウイルスは、HSV−1とHSV−2の種類に関係なくどこでも発症します。また、HSV−1に感染している方でも、HSV−2に感染することが分かっています。しかし、最初にHSV−2に感染するとHSV−1には感染しません。

水疱・帯状疱疹ウイルス

水疱・帯状疱疹ウイルスに感染すると、かなりの割合で水疱瘡(みずぼうそう)を発症します。初めて感染した時は、水疱・帯状疱疹ウイルスは、三叉神経節や胸郭神経節などに潜伏します。

水疱・帯状疱疹ウイルスは単純ヘルペスウイルスが発症されるヘルペスとは違って、頻繁に再発することはありません。

サイトメガロウイルス

このウイルスは、母から子への胎盤、産道、母乳などを介して感染すると言われています。また、唾液や血液によっても感染しますが、大半の方はそのまま発病をすることほとんどないそうです。

ヘルペスウイルスの共通点

  • 感染後神経節などの特定部位に一生潜伏
  • 再活性化する
  • 人から人への感染
  • 親から子への感染することがある
  • 免疫不全者の方など日和見感染を起こして重症化となるおそれがある

エイズ 」が発病するなどした場合は、免疫力の低下を起こしてしまい、重度症状を示す場合もあります。

単純ヘルペスの症状

単純ヘルペスの典型的な症状としては、風邪をひいての発熱や、ストレスなどでとても疲れての免疫力低下や海水浴で強い紫外線を皮膚に受けた時などに、唇やその周囲、もしくは性器やおしりにちいさな水ぶくれができます。

最初は痛がゆい状態だったものが、しだいに水ぶくれが破れ痛みを感じるようになります。これは、体質に寄ってかなり左右されてしまい、ぽつんと赤い湿疹が出るだけの方もいれば、帯状疱疹のように出る方もいます。

ヘルペスの症状が完全に完治するのは、大体2週間前後とされています。

ヘルペス再発の症状

ヘルペスが再発する際の症状は、発症部位の皮膚に不快感があったりひりひりと感じやかゆみなどがでてきます。2~3日後には発疹や水ぶくれを発症します。治癒までは2週間前後必要になると思われます。

注意が必要な症状

乳幼児のヘルペス性歯肉口内炎
単純ヘルペスウイルスによって、口の中に痛みがある水ぶくれができ、これが破れると炎症がおこる症状です。
エイズ患者の方
エイズ 患者の方が単純ヘルペスウイルスに感染すると、皮膚症状が特に重くなります。しかもなかなか治癒しません。しかも肺炎や食道の炎症などが頻発するため注意が必要です。

ヘルペスは、発症する部位によって症状や深刻度、苦痛が異なります。そのことを良く理解して、適切な治療を行う事が大切です。

単純ヘルペスについて

ヘルペスの症状は、単純ヘルペスウイルスに感染することによって発症することを言います。

初めて単純ヘルペスに感染すると、体内には免疫がない為に発疹や水ぶくれなどの皮膚症状があらわれたり、高熱なども伴う事があります。しかし、場合によっては症状が気付かない程度であったり、無症候の場合も少なくありません。

発症から治癒まで
1週間位かけて、感染部が赤く腫上がり、次いで水ぶくれが現れます。その後3週間前後かけて治癒へと進んでいきます。しかし、この間にリンパ節などが腫れ発熱やだるさ、頭痛を伴いことがあります。

一度治癒したヘルペスの症状でも、ストレスや風邪などが原因で、免疫力が低下するとヘルペスの症状が再発することもあります。現状の医学では、単純ヘルペスウイルスを体内からなくすことはできません。その為、何度ども再発する可能性を秘めてます。

ヘルペス再発要因

  • 風邪などによる発熱
  • 紫外線の影響
  • 性交渉
  • 歯科治療
  • 過労やストレス

このようなことが刺激となり免疫力の低下を下げて、ヘルペスの発症が起こることがあります。

ヘルペスの症状の原因となる単純ヘルペスが、感染から発症までの期間がどのくらいあるのかは分かっていません。ただ言えるのは免疫力が落ちた時に発症しやすいことです。

単純ヘルペスウイルスは、皮膚の傷口などから感染します。この感染先が指先ですと「ヘルペスひょう疽」といわれ、赤く腫れる症状がでます。

単純ヘルペスとは